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2010.09.27 Monday

9歳の夢。

私が9歳のときに
父親が病気をして
3ヶ月程入院していたことがあります。
父が入院していたのは
東京のど真ん中にある東京女子医科大学付属青山病院。
毎週日曜日になると母と姉と3人で電車に乗り
埼玉の田舎から青山までお見舞いに行きました。

30年近く前の表参道や青山周辺は
しっとりと落ち着いていて
表参道ヒルズもファストファッションもなく
静かで上品で人通りも多くなくて。
都会なのに緑がいっぱいで
鬱蒼とした木々のざわめきが
聞こえてきそうな感じ。
外国人がバケットを片手に街を闊歩する姿は
映画のワンシーンそのものでした。

感動と驚きでぽかんとする私。
毎週のお見舞いが楽しみでしたが
正直、父のお見舞いに行くことよりも
あの街の風景が見たい!という気持ちの方が
大きかったかもしれません…

そんな私を見て母は
それはそれはオシャレなフラワーショップや
高級そうなペットショップや
高そうな喫茶店(当時はカフェじゃないと思う)に
連れていってくれました。
うれしくてはしゃぐというよりは
ただただ感動して無口になっていたことを
鮮明に憶えています。
そして9歳の私は
“大人になったら青山で働いて暮らす!!”
と決心したのでした。



さて
時は流れて現在。
私の9歳の夢は叶わず
地元埼玉で地道でお気楽なワーキングマザー生活となりまして、
そんな昔のことはすっかりと忘れていたわけですが。
先日
次女うらんが決心を固めた真剣な顔で唐突にいいました。


うらん、大きくなったら
まんが家になってお台場で暮らすから
ママ、遊びにきてね。


どうやら
遊びに行ったお台場で
帰りの電車から見た
夜のレインボーブリッジやらフジテレビ社屋やら東京タワーやら
都会のきらめきに心打たれたご様子。
さすが親子。風景に打たれる、というツボまで一緒とは…


現在、夢を叶えるべく宿題そっちのけで
自宅にてまんが家修行中。
お台場のきらきらひかる高層マンションの
ペントハウス暮らしを目指して
がんばれ、うらん、ちょうど9歳。

自然素材の南欧風プロヴァンスハウス・ナチュラルリフォームはマルミハウジング
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