越谷レイクタウンのモデルハウスは
３年前に竣工しました。
設計からインテリアコーディネートまで
一括して担当させてもらったのですが
なぜか、まったくプレッシャーを感じず
“こんなおうちがあったら住みたいなぁ”くらいで
難しいことはなーんも考えず
すーごくライトで
ニュートラルな感覚だったのを覚えています。



ただ
オープン直前のインテリア設営はハードを極めました。
1軒家まるごとのインテリアコーディネートの
家具や備品はそれはそれは膨大な量。
ひとつ、ひとつ吟味して選び、
予算にアタマを悩ませ、
重い荷物を持って何度も何度も
お店と現場を往復して買出しに走る。
それらを素敵にディスプレイする。
インテリアのプロとして
感動を与えるものを作らなければならない。
そこには少しだけ
プレッシャーがあったのかもしれません。


そして
オープン前日の真夜中３時すぎ。
監督の鈴木くんに手伝ってもらいひたすら設営。
積み重なった疲労はついにＭＡＸ超え。
すると突然
私の中で、ぶちーっとなんかが切れた。

｢もーやだっ　もーつかれたっ　もーやめたっ｣

なぜかぽろぽろ涙が出てきました。

｢か、帰っていいですよ、オレ、あとやっときますから｣

びっくりした監督は
そう言って私をなだめてくれましたが
不覚にも仕事中に
人前で涙がでてしまったのは
あの時だけだったかもしれません。



今も時々監督に

｢あん時、ひとりでぶちキレて泣きましたよね　ヒヒヒっ(笑)｣

とからかわれると

｢な・い・て・ま・せ・ん・か・らっっっ｣と

つい、ムキになってしまう
超負けず嫌いな私なのでしたー。

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