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2016.03.17 Thursday

どーしてくれるの。


ピンクチェックのカーテンは
英国クラーク&クラークのファブリック。
ピンクの花びらのようなタッセルとあわせて。



さて。


この季節になると毎年話題になるのが保育園の待機児童問題。
今年はなんだか過熱してます。

保育園問題を乗り越えても、子育ては続くのです。
我が家の3歳違いの姉妹は3年づつ、
かっちり6年間、学童保育のお世話になりました。
そこから、とーっても大変だったのは
学童保育の「おむかえ」です。
保育園と違い延長保育はありません。
防犯上、子供ひとりでの帰宅は許されません。
私の中の時計は6年間
お迎え6時半を主軸にまわっていた、といっても過言ではありません。
とはいえ、この仕事は時間で区切れない場面がたくさんある。
まるで綱渡りのような毎日。
10分でも遅れようものなら矢のように催促の電話が鳴ります。
3回遅れると、お役所からおしらせが届きます。
“これ以上遅れが続いたらお子様をお預かりできません”
事務的で、冷酷な、おしらせが届きます。


お迎えに遅れた日
学童部屋の明かりは消され、空調は落とされ、
先生は帰り支度を終え、イライラと不機嫌な顔。
娘は黄色い帽子をかぶり、ランドセルを背負って
不安そうにぽつんと座っています。
ああ、冷たいな、って何度も思いました。
遅れた私がいちばん悪い、責められたってしかたない。
でも
子供に罪はないんです
どうして部屋の明かりを消すのだろう
どうして空調を落とすのだろう
どうして子供を不安にさせる態度をとるんだろう
どうして、どうして、どうして。
苦い思いが胸いっぱいに込み上げて、
何か言いたいけど何も言えない。
だって

“預かってもらえなくなったら困るから”

これが、子供を預けて働く母親の本音。
小学生にもなれば子供だって場の空気を読む。
自分の置かれている立場もわかる。
なによりも
子供にいちばん優しい保育環境を整えてほしいと
ワーキングママのはしくれは思います。



中学生になった娘はいまだに
「おむかえがいちばん最後でコワくて超やだった 怒」
と、文句を言います。
あーあ、子供心にキズ、残したぞ
どーしてくれる、日本(笑)
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