Loading...

2017.03.12 Sunday

トモダチ。

高校1年生の春。
新しい学校、知らないクラスメート。
当時から群れに入るのが苦手で
なかなかみんなになじめずに
机でひとり、本読んだりマンガを描いたり。

そんな時に
ねぇ、なに描いてんの?
とふいに話しかけてきたのがえっちゃん。
明るい女子グループの真ん中で
いつもきゃっきゃと楽しそうにしてる女の子。
え、マンガ描いてるけど…
ふーん、見せて、うまいね。

そんな会話から始まったトモダチ。
なぜか妙に気が合っていつも一緒だったトモダチ。
2人ともアホすぎる高校生だったから
原チャリ2ケツで乗り回してコケて骨折したり
終電逃して新宿駅のホームで夜明かししたり
赤点とってなつやすみに学校に通ったり。
物が飛び交うような派手なけんかもよくしたけど
なぜかお互いほっとけなくて
学校も、放課後も、バイトも、遊びも
3年間ずーっと一緒だったトモダチ。

高校の卒業式が終わってすぐ
1年間海外に行くと決めた私を
空港まで見送りに来てくれたえっちゃん。
ひとりぼっちの渡航に
搭乗直前でビビッて泣きそうな私を指さして
「泣きそうなってんやんの、ハハハ」って笑った。
それを見て
くっそぉーって負けん気を取り戻したことを
今でもよく憶えています。


そんなえっちゃんに
どういうわけか縁あってこの2年間
マルミの仕事を手伝ってもらいましたが
この春、えっちゃんは自分の道を見つけに
ここを卒業します。
40半ばの新たな出発にちょい不安そうな彼女。
「ビビッてやんの、ケケケッ」って
今度は私が
辛口エールを送りたいと思います。


がんばれー。
ずっとトモダチ。
| main |

ブログを読んでいただきありがとうございました。
お帰りの際にポチっと応援クリックをお願いします。

私的できごと | permalink | comments(0)

この記事に対するコメント

コメントする

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)