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2017.07.12 Wednesday

夏のノスタルジー。

先週末の完成現場見学会には
たくさんのお客様に足を運んでいただき
ありがとうございました☆
“ノスタルジックな家”がテーマのこちらのおうち、
ちょっとご紹介。


吹き抜けの階段ホールは
北欧カラーをMIX。
和と北欧は相性がよいのです。
ペンダントライトのフローラガラスが
さりげなく、和ノスタルジック。


施主様が古道具やさんで購入した
レトロな建具は現代には小さいので
木を継いで大きさをだしてリメイク。
新品には出せない味わい。


スケルトン階段というと
シャキーンとモダンでカッコいいものが多い昨今
まるで古民家みたいな、おばあちゃんちみたいな
懐かしい雰囲気のスケルトン階段、造りました。
こげ茶に艶あり塗装の階段手すりも
これまた懐かしのデザインです。





さて。

子供の頃の夏休みは
栃木県の山間にある田舎に
よく泊まりに行きました。
今ではゴルフ場やアウトレットモールや
ご当地ラーメンでにぎわっていますが
昔は山と川しかなくて、蝉がジージー鳴いて
夜になると真っ暗で、ほたるがいっぱいいて
子供の頃の夏というと
あの風景を思い出します。

山間の山奥の集落の中にあった父の実家は
おそらく築100年以上は経過していた
昔話にでてくるようなわらぶき屋根の平家で
続き間の和室、土間の玄関と台所、納屋や水屋。
南側の広くて明るい縁側とは対照的に
北側には薄暗い1間の畳敷きの長い廊下があって
そのいちばん奥がトイレだった。
大きくて、広くて、威厳があって
埼玉の団地っ子だった私には
ちょっとこわかったのだけど
子供の頃からインドア派だったから
山で虫取りするより、川遊びするより
家の中をこっそり探検するほうが
わくわくしたものです。


あの大きな古い家は建て替えられて
とっくの昔にないのだけど
空気感も間取りもはっきりと覚えていて
今なら間取り図をおこすことができるくらい。
私の中の夏のノスタルジーは
やっぱり住居の記憶で
もしかするとあの家に
まっくろくろすけはいたのかも、なんて
思ったりします。
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