私はひだりききでした。
でした、というのは小学校に上がった頃
ひらがなを逆に書いたり(鏡文字)
学習帳をうしろから使ったりするのを見て
両親が不気味がってしつこく厳しく矯正され
右ききになりました。
なぜかいまだに足だけは左利きで
ヒールのかかとは左だけ減ります。
小学生の頃は
“左右”という認識が完璧に混乱してしまって
こっちが右、とすぐわかるように
右の手首に輪ゴムをはめていました。
お箸を持つ手、といわれてもとっさにわからない。
信号は右見て左見て、とか、
体育の時間の右向け右!の号令とか、
すぐに反応できない。
テスト問題の右図とか左図とかどっちかわからない。
人と向かい合ったときの左右の呼び方がわからない。
左折、右折という言葉を瞬時に判断できない。
(これらはいまだにあやしい)
正直楽しいおもいでではありません。
うちの次女は完璧な左利きです。
もちろん今は矯正なんてしません。
ごはん食べるときに隣の人とひじがあたらない様に
座る場所を考えるくらいで
別に不自由はないようです。
小さい頃のネガティブなおもいでは
何十年たっても心に残ってしまうもの。
だから私はなるべく
娘の中にイヤなおもいでは
残したくないなぁと思っています。
本日なんだか凹み気味で
ちょっとくらーいおはなし。
そんな日もある。
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