“畳は座るため半畳、寝るために一畳 〜禅の言葉より”
モデルハウスのリビングの一角。
3帖の小さなタタミスペースです。
25センチ程小上がりにして、収納をつけた設計。
“タタミスペース”と言っていますが
じつは畳を使っていません(笑)
ナチュラルスタイルのリビングに似合うように
麻のカーペットを敷きこんでいます。
壁はモノトーンの花柄のクロスをアクセントにしています。
西日の入る窓には
美しいレース編みのテーブルクロスがカーテンの代わり。
カーテンレールは本物の流木を漂白して白くした手作りです。
ソファにお客様、スタッフはここに座って横座で接客したり
小さなお子様を遊ばせたり、
お昼寝してしまった赤ちゃんを寝かせたりと大活躍。
たった3帖の狭いスペースですが
とても居心地のよい空間です。
ここちよい家に必要なのは
広さだけではありません。
小さな家でも、間取りを上手に考え、
家族の動線、目線、暮らし方、風や光の通り道。
目には見えないそんなちいさなことがらを
ひとつひとつ大切に丁寧にくみ上げてこそ
居心地のよい空間はできあがる。
私はいつも
そういう家つくりをしたいと考えています。
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