東京都S様邸、引渡しに向けて現場はラストスパート。
自分の脳内にしか存在しなかった建物が
たくさんの職人さんの力を得て
実際に出来上がっていくさまは
なんともいえない満足感と
大丈夫かなーという不安が入り混じった
毎回不思議な感情がわいてきます。
さて。
どうやら私は
やりすぎない家つくりが好きらしい。
こってこてナチュラルナチュラルは苦手。
お城みたいなごってりゴージャスはキライ。
シンプルすぎて寂しいのもイヤ。
カラフルすぎてうるさいのもダメ。
Dランドみたいな懲りすぎの家もどうよ。
アンティークオンリーの空間もいやだ。
住宅デザインにおいてはいつも
やりすぎるぎりぎり一歩手前、その微妙なラインを探している。
何かに尖った商業施設的空間はたしかに素敵だけど
家族で長く暮らす家は
芸術的でも前衛的でも商業的でもなく
とんがりすぎない穏やかな空間のほうが
ずっとずっと、暮らしやすいと思うから。
こちらS様邸も
ナチュラルすぎない
シャビーすぎない
ゴージャスすぎない
優しい大人のフレンチシックなおうちになります☆
この記事に対するコメント
デザインもそうですけど色使いが上手ですよね
白だけに見えても素材をかえたり
ガラスを使ったり…キレイです
Arcturus chefさん
ありがとうございます☆
ひとことで白、といってもいろんな白がある。
同じ白でも素材や質感によっても違って見える。
白へのこだわり、ハンパなしです(笑)