おうちの建て替え工事。
慣れ親しんだ想い出のある家を壊すのは
忍びないだろなぁーといつも思います。
奥様がとっても気に入っていたというこのキッチン。
新築にあたってなんとか生かせないだろうか、
とのご相談をいただき
それでは!ということでキッチンではなく
家具としてリメイクすることに。
古いおうちを解体するときに
無垢材の扉をはずして大事に保管しました。
デザインを決めたら家具やさんに運んで
ペーパーかけして塗装を落とすと新しい木の肌が現われます。
痛みの激しい部分を補修したり、
収縮の激しい部分も補修したります。
新しいおうちのイメージに合う色に
塗装をかけなおします。
この塗装の色を決めるのに
職人さんとあーだこーだと議論小1時間程経過〜
あのキッチンが何にどんな風に生まれ変わるかは
またあらためてアップします(笑)
スクラップ&ビルド。
こわしてつくるがあたりまえの業界。
たしかに新しいものはきれいだし気持ちいい。
リメイクはコスト的に安くすむのか?って聞かれれば
決してそんなことはなく
手間も費用もかえって高くつくことのほうが多い。
それでも
想い出のつまった古いものを
大切に使い続けることの尊さを知ると
カンタンに物を捨てることが怖くなる。
少なくとも
マルミで新しいおうちを建てた施主様たちが
何十年後かおうちをリフォームするときに
お金をかけてリメイクしても捨てたくないような
そんなお気に入りになる家を
造りたいと思うのです。
この記事に対するコメント